孤独の貝合わせ

ときどき、異なる景色や人生経験のなかに、驚くほど同じものをみているひとがいて。びっくりしたりするんだけど。

性別も、年齢も、育った場所も、生きてきた環境も、まったく違うはずなのに。


一方で、本当にすぐ近くで、同じようなものを見て同じようなものに触れて同じ時間を過ごしてきているのに、同じ景色のなかにまったく違うものをみているひともいて。

いや、「ひともいて」って、他人事みたいに書いてるけど、自分のことでもあって。

誰かと一緒にいることで、かえって自分が孤独であることをまざまざと思い知らされることって、ある気がする。


インターネットって、孤独と孤独を結びつけるような側面があるから、好き。


孤独と孤独がうまく出会えたら、そのふたつの孤独は消えていく気がする。トランプの神経衰弱みたいに、ペアになって。


世の中に、孤独はあふれかえってるような気がするけど。

触れ合った瞬間に、それまでの孤独が嘘みたいに霧消するような、なんか、そんな出会いみたいなの。プレシャスだよなあ。ほんと。


出会えないことによる機会損失、みたいな部分もあるし、あと、出会うべきひとに出会えていないために、たまたま隣にいるひとに無茶なこと求めたり、お互いの持ち味をスポイルし合ったり、あと、(ある一面において)同類なんだから分かり合えるはず(なのに分かり合えない!!)みたいな期待値に基づいた苛立ちだったりとか。なんかそういう弊害も生まれてる気がする。本当に出会うべきひとに出会えないことによって。


ジョン・レノンの曲に「Real Love」っていうのがあって、複数のテイクが発表されてて。

そのなかのひとつに

Why must we be alone?

っていうヴァースがあって、しみじみ沁みるんだけど。。。


それについていろいろ書きたいような気もするんだけど、なんか今、腰を据えてまとめる余裕が無いや……


▼歌詞(Why must we be alone? が出てくるのはひとつめ)

Real Love (Acoustic version)

Real Love (Anthology demo version)

Real Love (The Beatles) *歌詞はAnthology demo versionとほぼ同じ


▼音声(動画)なら、個人的にはこちらがおすすめ。The Beatlesのバージョンは……ジョージのギターめちゃかっこいいけど、、、個人的にはちょっと哀しい…(;_;)