カフェオレボウル

3年くらい前の冬に、近所のアンティークの店で、こっくりしたやまぶきいろのカフェオレボウルを買ったんだけど。

冬は、そのカフェオレボウルで飲むあったかいコーヒーがひときわおいしい(*´∇`*)


飲み口の直径が一番大きくて、下に向かってすぼまっていくかたちのカフェオレボウルもあるけれど、わたしのは、飲み口がすこしすぼまったような、なだらかな球体状。

わたしはいつも手足が冷えるから、あったかくて大きくてまるいカフェオレボウルを両手で抱え込んでいると、ほんとうに心地いい。

コーヒーの温度が徐々に室温になっていくのを、惜しむように抱いて飲む。


普通のマグカップより飲み口が広いから、湯気が立つとまるでアロマテラピーみたいに香りをダイレクトに浴びながら飲む感じになる。

このカフェオレボウルを買ってから、コーヒーでも紅茶でも緑茶でも、香りをより意識して愉しむようになった。


かたちあるもの、いつかは壊れるのだろうから、このカフェオレボウルにも、いつかヒビの入る日がくるのかもしれない。

そんな日がもしきたとしたら、そのときは、わたしの心にも ピッ と鋭い痛みが走ると思う。


そういう、自分の神経まで通ってしまいそうなほど好きなものが身近にあるということ。

そういうことが、最近無性にうれしい(*^-^*)