イタい

『歩いても 歩いても』(2008年,日)って映画のDVD観たんだけど。


……なんだろう、この、会話のあるある感(笑)

「あるある!こういう会話(笑)」「いるいる!こういうひと(笑)」「やるやる!こういうこと(笑)」の連続、みたいな……(笑)

(下世話な見方しちゃうと、こういう日本の風俗※の描き方って、なんか、外国人にもウケそう。※性産業って意味じゃない。エロい意味はゼロ)

”親戚の集まり”の、アノ感じが、なんか、もんのすごくリアルで。。。


なんかもう、苦笑混じりに観ながら、まんまと痛気持ちよくツボ押されてる気分だった……(苦笑)

セリフのひとつひとつが、なんかニガくって、いいなあ。。。


あと、母性の”影”の部分が(おそらく意識的に)描かれてて、正直、ちょっと驚いた。男性でも、こういうふうに母を描けるひとって、いるんだね……。


是枝裕和監督の作品は、他に『ワンダフルライフ』(1999年)、『誰も知らない』(2004年)、『空気人形』(2009年)の3つを観たんだけど(それ以外のは、まだ観てない)、4作品とも、”悪い”じゃなくて”イタい”っていう描かれ方されてる気がして、個人的にすごく好印象だった。