くじかれるということ
人間って、いろんな要素で構成されてると思うんだけど。
おおまかな”傾向”として、だけど……人間って、自分がバックリ”マジョリティ”側に分類されるポイント(要素)に関して、深く考えない傾向があるんじゃないかなあ……って気がする。
たとえばね、わたしの身長体重って、物心ついたときからこれまでずっと、”標準”からそれほど大きく外れてこなかったんだよね。
小さい頃はやせ気味で、二十歳前後は今よりもうちょっと太ってたけど、やせてたっていっても、「あずなちゃん? ああ、あのやせてる子ね」みたいに、特徴的な扱いをされるほどのやせ方ではなかった感じ。
だからなのか、身長とか体重とか体型とかについて、しっかりと、深く、は考えることがなかった気がする。
一方で、小さい頃から「太郎君? ああ、あの背の高い子ね」みたいにまわりから言われ続けて、家ん中歩けばしょっちゅう襖の鴨居に頭をぶつけて……みたいに、日常的にそういう「ひっかかり」を否応なく味わい続けているひとは、「身長」っていうものに対して、いろんなことを深く考えてる気がする。あくまで、「傾向」だけど……。
なにをきっかけにそう感じ始めたかっていうと……昔ね、「恋人のタイプとして、どんな体型が好み?」みたいな話題があって。
そのとき、背が高かったり、ちっちゃくて細かったり、そういう、”いわゆる標準体型”にハマらない女の子たちの話が、ある意味、すごく”豊か”だったんだよね。
お相手の体型に対する要望も、「恋人にするなら、●cm以上のとにかく背が高いひと!」とか、「●cm以上●cm以下の(←すごぃ厳密)身長のひとがいい」とか。
お相手の体型に対する要望だけじゃなくて、自分の体型をどう受け止めている相手がいいのか、とかも。
「モデル体型の女の子が好き、っていってる男性がいい」とか、逆に「体型を基準に恋人を選ぶような男性は絶対イヤ!」とか、「自分と●cmくらいの身長差がある男性で、わたしが●cmのヒール履いたときにはわたしのほうが高くなるけど、それをまったく気にせずに腕組んで歩いてくれるひとがいい」とか。。。
とにかく、その発想自体、わたしが考えたことすらもなかったようなこと。要望や視点がすごく多彩っていうか…。
同時に、今まで、おおまかにいって体型”マジョリティ”側の自分の、考え無しの不用意な言動で、知らないうちに体型”マイノリティ”側の方々に不快な思いをさせたり、傷つけたりしてたのかもって……ってちょっとドキッとした感じもあった。
まあ、わたしの場合、体型に関してはほぼ”マジョリティ”に分類される感じだけど、感性とか好みとか、性格とか、そういう部分では「個性的」とか、ズバリ・ハッキリと「変わってる」とかいわれることが多い感じで……(;´▽`A``
もちろん、自分が標準的でなくても、そこに対して劣等感・優越感(←わたしはこのふたつ、表裏一体だと思ってる)をまったくもってないひともいるみたいだけど。。。
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