「落ちろ蚊トンボ!」って傲慢?
前々回に引き続き、シロッコシリーズ第六弾!( ̄∇ ̄)
なんかね、
「落ちろ蚊トンボ!」っていうセリフに、シロッコの傲慢さが顕著に現れている
みたいな発言を、時々目にするんだけれども……
この「落ちろ蚊トンボ!」って発言、何か、ひっかかりますかね???
わたしには違和感全然なかったんでよくわからないんだけれども……
なんていうか、こういうのって、程度問題っていうかさ……
感傷の問題っていうか??そんな気がして……
仮に、そのひとことに「傲慢」を見出すならば、ガンダム作品内のかなりの兵士に「傲慢」を見出さなきゃいけないような……
「一騎撃墜!(オッシャー)」みたいなんとかさ、「死ねぇ!!!!!!」とかさ、「落ちろ!(蚊トンボ無し)」とかさ……あのひとら、全員傲慢なん???
一撃ごとに「ごめんなさい」とか「いただきます」とか言ってる兵士以外は全員傲慢??? 無言の場合でも、殺すって行為そのものがそもそも「お前は死ぬべきだ」という言外メッセージだから傲慢???
個人的には「落ちろ(蚊トンボ!有りver.&無しver.)」も「一騎撃墜!」も「死ねぇ!!!!!!!」も、剣道の「メーン!!!!!」みたいな声とか、「おりゃー!」みたいな、自分を鼓舞し気合を入れる”掛け声”みたいなものとして受け止めてたんだけども……
あとなんかあるかな……うーん、あとは……”耐性”の問題とか??
現実の生活で蚊トンボ扱いされたご経験があまりない方々だと、びっくりしちゃうのかな???
普段の生活で、虫けら扱いされることって、結構普通にあるけどな……わたしは。
しかもあの発言、相手に聞こえるように発した言葉(会話の言葉)じゃなくて、いわばひとりごとの類だよね??? そもそも相手(?)、不特定多数だし。。。
面と向かって誰かに「お前は蚊トンボだ!」と言ってるとなると、ちょっと判断が変わってくるのかなとは思うけど。
それとも………「生命の軽視」とかそういう問題じゃなくて、比喩に持ち出されてる生物の種類、比喩のチョイスが問題なんだとしたら……
わたし個人の率直な感想としては、画面見てて、前方からモビルスーツ隊が接近してくる画に”大群”という印象を受けたりはするかな。。。だから「蚊トンボ」っていう表現に、あまり違和感なかったのかも??
キュベレイとか、フォルムがめちゃ昆虫っぽいなーって、出てくるたびに思うし。
あと、レコアさんがジュピトリスに潜入した場面で、シロッコ、じっくり”人間観察”してたレコアさんのことを「ハエ」って表現して、同時に「好きになれそうだ」とかっていってたし……シロッコは意外に昆虫好き、実は蚊トンボのことも好きなのかもwwwww
まあ、それは冗談としても……不審侵入者のレコアさんに対して、名前聞いてたし。「どこの者だ」だけじゃなくて。
それって、どこの馬の骨とも知れない相手のことも人間扱いしてるって表れじゃないかな??
シロッコのマネジメント方法って、ビジネス書に出てくる言葉を借りてくるとしたら「サッカー型マネジメント」だよね。
それって、相手をただの”道具”だとみなしたり、相手の意志や感情を無視したりしていたら実現できないことだと思うんだけど。。。
あとは………うーん、、、
「蚊トンボ」「蚊トンボ」「蚊トンボ」…って、じーっと考えてたら、ゲシュタルト崩壊じゃないけど、なんか、何も感じてなかった「蚊トンボ」に、少数派としてのシロッコのルサンチマンみたいなものもみえてきたような気がしなくもない気がしてきた笑
他で「天才の足を引っ張ることしかできなかった俗人ども」っていう発言もあったし、多数派(”大群”)から、相当いやな目に遭わされてきてて、その恨みの感情が発露してるという可能性も無きにしもあらずかもしれない……(わかんないけど…)
類似のルサンチマンなら、わたしも身に覚えがあるかな。。。
「見下す・見下すっていうけどさ、シロッコに限らず、たくさんのひとが自分より”劣った”ものを見下して生きてんじゃん、現実。優れてないから実質的に見下ろせる場面が少ないだけで。普段見下ろせる機会に恵まれて?ないひとが、自分でも見下せる相手(あずなとかあずなとかあずなとか)を見つけたら嬉々として見下し始めるケースだって、いっぱいあるじゃん」とか書きたくなるのも、わたしのルサンチマンか。。。いや、この話は今は関係なかったな。。。
こうやって書いてはみたけど……うーーーん。。。
やっぱり、こういうのって、違和感無い側のほうからいくら分析してみても、結局基点の段階で想像の域を出ないから精度も効率もかなり悪いって言うか、、、思考の経路として、
そもそも自分のなかにはない「違和感」を想像(想像力にも限界があり、的を射ているかも不明)
↓
その「想像」を元に分析(前提が間違ってる可能性高)
ってなるから、「違和感をもってる」側のひとが分析してくれたほうが確かなんだよね……たとえそれが批判でも、シロッコ好きとしては、聞きたいよ。
自分に無い視点からのご意見を聞かせていただけるのは純粋にありがたいし。
ちなみに……
ガンダム内でアンチ・シロッコの急先鋒はカミーユ君だと思うんだけど……(違う??)
ラストの戦闘シーン(スイカバー攻撃?)のあたりとか、カミーユ君、完全にシロッコに甘えちゃってるなって思う。
シロッコやその発言に自分が反感(違和感?)をもった理由、その自分の心理みたいなものを直視できずに、ただただシロッコに甘えてるって感じするんだよね……すごく。
あの怨念リンチの冒頭に、ライラ大尉が唐突に出てくるのとか、そのライラ大尉の最期の言葉とか、すっごい意味深だと思う。
エマさんとかも、モロにそうだと思う。
自分が寝返った過去を自分の中で消化できずに、レコアさんに余計な干渉をし、甘えてる。
他人を利用しているのは、他人の心(他人の人生)を大事にしていないのは、自分の感情のままに行動しているのは、「正義なんかない」のは(私情にまみれてるのは)、傲慢なのは、一体どっちよ?!!!(わかってないのはカミーユのほうよ!)って、シロッコ好きのわたしは、どうしても思ってしまうな。。。
シロッコはあれだけ凄いひとだし、甘えたくなる気持ちは痛いほどわかるよ。そりゃ。
でもさ、同じ甘えるにしてもさ、甘え方っていうものがあるよね……
あんな甘え方されてたら、シロッコ好きとしては、ハマーン様ばりに「お前はものの頼み方を知らないようだ( ̄ー ̄)」なんちて、俗物ガー攻撃のひとつもしたくなるよ……
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