非・天才アイドルとしてのシロッコ

先週の投稿に引き続き、シロッコシリーズ第三弾!!!(・∀・)


今回は……

シロッコって、自分がいまいち“アイドル”性に欠けてるってことを、冷静に自己分析してたんじゃないかな??

って話を書くよ!(^-^)


シロッコって、自分が“アイドル”としては天才でないってことを、冷静に自己分析してたんじゃないかな??…って。わたしはそんなふうに感じたんだよね。


アンチ・シロッコ派の方々からすると、「シロッコは傲慢で自信家で常に自分が一番だと思っていて…」みたいに映っているようなのだけど……(T-T)

(映ってないなら、それはそれでいいんだけども…)


シロッコって、他人(部下等)の能力を見抜いて適材適所で活用・対処していたのと同様に、自分の能力についても淡々と分析・把握してたんじゃないかな??と。わたしには、そう思える。

で、「自分には、多くのひとを理屈抜きにトリコにしてしまうような、そういう”アイドル”的な才能はない」、そう踏んでたんじゃないか?と。

(そもそもシロッコは”アイドル”的なものになりたいと思っていたのか、その点は置いといて……なりたいなりたくない以前の、単純に能力の話。)


もちろんね、シロッコほどのひとだし、必要があれば研究したりして、【それなりの】”アイドル”にはなれたんだと思う。

実際、自ら表に立って鼓舞したり、士気を高めたりもしてたし……


ただ、それは、いわば【秀才的な】”アイドル”であって、シロッコ自身がいうところの「一握りの天才」、【天才的】”アイドル”ではないのかな?と。


シロッコ自身、状況分析能力とか、エンジニアとしての能力とか、戦闘部隊の統率力とか、そういう面では「天才」としての自負をもっていたのかもしれない。

ただ、一定規模以上の人数を有した集団で、集団構成員の多数から熱狂的支持を集めるような才能、“アイドル”性のような能力があるとは、自分でも思ってなかったんじゃないかな?


戦う理由や野望といった側面で、「シロッコは、いまいちその目的や意図がわからないひと」みたいに言及されているのをみかけたりするのだけど。。。

で、前回のブログ記事に「シロッコにとっての世界って、やるか・やられるかの土俵だったのでは?」みたいなことを書いたんだけども。。。


シロッコの目的意識って、積極的に「世界を自らの手に入れよう!」というよりも、

 「”(シロッコ自身を含んだ)世界”を滅ぼしかねないバカに、世界壊滅のスイッチ(影響力)を渡してはならない!」

……みたいな、そういう消極的な目的意識だったのではないか?と。


ひとにはそれぞれ、自分の”器”に相応の仕事があると思う。

仕事には、それに対応するだけの”器”が必要なのだと思う。


シロッコって、

自分の”器”の小ささを認識できず、自分の”器”以上の大きなものまで支配したがる人間、自分の”器”の小ささを認識しつつも支配欲や嫉妬に駆られて野放図に行動拡大する人間、そういう人間が他人にとってどれほど”毒”になるか……歴史的にみても、そういう人間が”器”の大きな人間(シロッコいうところの「一握りの天才」?)の営みをいかに阻害してきたか……

そういうところにかなり意識的だったんじゃないかな??と。

※あくまで仮説なので「この場面・このセリフをみる限り、あずなの仮説はおかしい。シロッコはそんなこと思ってないはず」等ありましたら、ぜひご指摘ください!!※


ちなみにだけど、今問題にしているのは、野心や支配欲の”絶対値”ではないよ。

【野心:器】 の割合の話ね。


”器”・才能の大きいひとが大きな野心や支配欲をもってるのは、集団全体にとって有益なリーダーシップだと思うし。

(シロッコが「支配欲」というものをどうとらえていたかはわからないけど、個人的には、支配欲の強いひとって大好きだったりもする…(/ω\*)←どうでもよかったね…汗)

問題は、【野心や支配欲に見合う”器”をそのひとがもっているかどうか】っていう、そこんとこの話。


舞台で三つ巴(カミーユ君乱入で四つ巴?)みたいな場面での、シャアに対するセリフ(「ニュータイプのなりそこない」「貴様はその手に世界を欲しがっている」)とか聞いてて、そう感じた。


(実際、シャアがやろうとしていることにシャアの実力が見合っているか・いないかは、個々人で見解が分かれそうだけれども……少なくともシロッコの目には、シャアが身の程知らずに映っていたのだろうな……個人的には少々誤解があるような気もしなくもないけれども……)


自らを指した「歴史の立会人」っていう表現にも、一歩引いた視線が感じられるし。。。


もしもシロッコがある程度の規模の集団を統治する立場になったとしたら……「身の程知らずの暴走をしない、天才的”アイドル”(その役割に照らすと、女性のほうが適役候補の母数として多い?)」みたいな人材を表に立てて、シロッコ自身はサポートにまわるつもりだったのかな??とか想像する。


ハマーンとシロッコが最終的に敵対することになったのも、ポジション争いと考えると、なんとなく理解できる気がする。

(あの時点では、ハマーンさえその気になれば、シロッコ側はやぶさかでもなさそうな感じだったし……あくまであの時点では、だけど……。。。 ハマーンはシロッコよりもアグレッシブ度が高そうだし、そういったビジョンの面で、相容れなかったのかもしれないけど。。。)

※この点について一家言お持ちの方いらっしゃいましたら、ぜひご意見お聞かせください!※


話してわかる層には説き(←これはシロッコ得意そう)、話しても通じない層には天才的“アイドル”の力で情動に訴えかけ、統治する……

一定規模以上を統治するとなれば、そういう求心力も必要になってくるだろうけれども、こと”アイドル”性の部分に関しては、シロッコ自身”器”不足であると、冷静に自己分析してたんじゃないかな??


シロッコ好きの、かなりバイアスかかったわたしの目からみても、シロッコって人好きのするようなタイプにはみえないしね…(^皿^)