兄さん!/お兄ちゃん!

アムロとセイラさんが男女の仲になるという設定もあった、って初めて知ったとき、わたし、

  えぇぇぇぇぇええええええッ?!?!?!?!Σ(゚Д゚;)

ってなって。。。

wikipediaにも

アムロとは小説版での男女関係とは異なり、アニメ版では戦闘でのパートナーシップ以上の親密な恋愛感情を匂わせる描写は無い。しかし、セイラ役の井上はアムロ役の古谷徹と、「あの2人は絶対に陰で付き合っているはず」と話し合っていたという。

っていう記述があったりして、びっくりで……(゚_゚;)

皆さん、すんなり「ああ、納得」って感じなんですかね???(?_?)


個人的には、ホワイトベース内のあの空気、ブライト艦長自ら率先してアムロをスケープゴートにしてたあの空気(セイラさんはブライト艦長と同類感満載)……アムロの徹底的なまでに孤独な姿がものすごく印象的だったし、物語全体の説得力としてもそこにものすごく納得感があったから……

ホワイトベース内にアムロと肌を合わせ、ぬくもりを直に交し合ってる人間が居たっていうのは、ちょっとっていうか全然想像がつかなかったのだけど……


でも、なんだろ、ふと「セイラさんって誰かに似てるよな……」って思ったとき、なんか自分のなかで、勝手に腑に落ちたような感じがあって。

ほら、ほら、あの方ですよ。あの御母堂。アムロの。

似てない??セイラさん。アムロの御母堂に。


なんかさ、自分のなかに”規範”とか”鋳型”みたいな基準が厳然としてあって、それは他者とのコミュニケーションやふれあいの結果によって変化するような類のものでは決してなくて……んで、そこからはみ出すものを一方的に裁き落とすようなコミュニケーション様式とか。

アムロのあの御母堂を髣髴させるよな…って。


軟弱者!ビンタとか。兄は鬼子です発言とか。

自分や周囲を守るために銃を取ったアムロをただ咎めるだけの、あの御母堂の言動に、なんかそっくり。


ランバ・ラルと再会したときのセイラさんの発言とか。

(個人的には、ランバ・ラルが死んだのって、厚顔無恥度合いの拮抗しないセイラさんに呑まれてしまったからだと思ってる。)


シャアとアムロがララァの死について7年以上苦しみ続けている一方で、ララァの死の直接的な原因となったセイラさんはノーダメージだったりするところとか。。。

(いや、わかんないけど……浜辺で日光浴しながら、実はものすごい良心の呵責にさいなまれてんのかもしんないけど……)


セイラさんのそういうとこもさ……息子の人生に対してまるで他人事、第三者目線で裁くばかりで当事者意識の薄い、あの御母堂にそっくりだなって。


アムロがセイラさんのなかに、幼くして別れた我が母の面影をみていたのだとしたら……そこに親しみや思慕を感じていたのだとしたら……そして結果的にそこに裏切られたのだとしたら……

なんか、アムロとセイラさんが特別な仲になっていたのだという設定にも、なんか納得できるような気がするような気がしないような気もしてきた……かな。。。


まあ、世の中の男性がすべからく光源氏(ローラースケートのほうじゃなくて、紫式部著のほう)のような発想で恋愛してたら大変なわけで……(^▽^;)

母ちゃんの面影がある⇒その女性に興味をもつ なんていうのは、我ながらあまりにも安直な発想だけども……、、、まあ、そういう可能性も無きにしも非ずかな……と。


でね、わたし、2月公開の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』、すごく楽しみにしてて(^-^)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、おちびちゃんな頃のシャアとセイラさんの様子が描かれてるんだよね???

幼い頃のふたりの様子、すっごい気になる!!!


……というのも、以前から自分のなかに、

「もしも、セイラさんがリィナのような、口うるさい世話焼き女房タイプの妹だったら、シャアの人生って、まったく違ったものになっていたんじゃないか?」

っていう疑問が、ずーっと残り続けてて。

※もちろん、当然ですが、リィナの人生はリィナのもので、ジュドーのためにあるのではありませんし、セイラさんの人生はセイラさんのものであり、セイラさんは自分の人生をよりよくするために好きに生きればよいわけで、セイラさん(妹)の人生はシャア(兄)の人生をよりよくするための道具ではありません。それは大前提です。繰り返しますが、ひとりの人間の人生が誰かのために在るなどということはありえません。※

※以下は、それを前提とした上での、一ファンの勝手な妄想です。※


リィナは、ジュドーがアーガマに乗ることを後押ししたりしてて。

その判断自体が、結果的にジュドーにとって良かったのかはよくわからないけれども。。。


でも、そのリィナの、「兄の人生がよりよくなるためには、どんな選択が最適だろう?」っていう発想自体が、もうその時点で、ジュドーをものすごく支えてる気がする。

ジュドーが拠って立つ”大地”になってる感じがするんだよね。


他ならぬ兄自身のために、どうなのか?」っていう……

正しいか/正しくないか」とかじゃなくてさ……。


もし、もしも……セイラさんがリィナのような、兄をかばって自分がケガをするようなタイプの妹だったら……

シャアの人生は、あそこまで渇望感と喪失感を抱えて迷走するような、ああいう道行きにはならなかったんじゃないか?と。

(まあ、そんな人生が悪いとはいわないけれども……)


これは自分のなかでまだ「疑問」「仮説」、「問い」の状態なのだけど……

この問いって、自分のなかではものすごく大きなもので。


「シャアとララァはどのようなかたちで出会い、絆を育んでいけばベストだったのだろう?」という問いには、ガンダムXがひとつの答え(希望)をみせてくれたのだけど……


この問いって、自分に欠けているものや、同様に欠落を抱いているパートナー(←取らぬ狸の皮算用w)と助け合って生きていくために……女として、どうあればいいのだろう?みたいな、わたし自身の問題につながってくるんだよね……ダイレクトに。


まあ、そんなこんなで(?)……『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』、めっちゃ楽しみ!!(≧▽≦)

Gレコ・ビルファイトライもリアルタイムで追えてないから、わたしにとっては、このTHE ORIGINが初のリアルタイムガンダム体験だぁあ☆ミ