照らし合う。見つけ合う。

一瞬、目が眩むような気持ちにさせられる質問、ってない?

その問いかけがあったことで、自分の輪郭が浮き彫りになるような。


自分では思ってもみなかったような質問っていうか。

自分にはない視点に触れたときの違和感で、自分の輪郭を知る、みたいな…


それは同時に、相手の輪郭を知ることでもあって。


質問の意図とか、質問の前提となってる部分とか、質問の意味自体(問われてること自体の意味)がわからない、みたいな質問をされると、「(質問者)さんは、そもそもどういう返答を念頭において(予想して)質問されたのだろう?」とかいろいろ考えてて、「(質問者)さんは、わたしとは違って、こういうふうに考えたり感じたりするんだな。だから、こういう質問が出てきたんだな」みたいなところにめぐりつく、っていうか。


自分の存在を示すには、自ら光り輝くしかないのだけれども。


ただ、太陽の輪郭って、はっきりとは見えないじゃない? 見る側が特別なフィルターを持たない限りは。

でも、太陽に照らされた月の輪郭はハッキリ見える。

無理やり説明しようとするなら、そういう感じになるのかなあ。


自分が何者なのか、自分がどこにいるべき人間なのかって、他者に出会ってはじめて、生じるもののような気がする。

他者に出会わないかぎり、わたしには輪郭なんてない気がする。