感情を調える
子育て、というか、(将来の)自分の子どもに限らず、あらゆる子どもに接する際の話なのだけど。
思うのは…子どもってまだ「生まれながらの条件のカタマリ」に近いものだと思うから、つまりは、本人に責任のないことの結果を押し付けられた状態で生きている存在だろうから、なるべくは、分け隔てなく接するように心がけたいな、ということ。難しいけど。
以前、ふたりのお子さんをもつ知り合いの方が、親戚から「あなたはいっつも上の子に甘いんだから!」と責められて、ふと、「気をつけないと下の子ばっかり可愛がっちゃうのよね。(自分に)そっくりだから…」とつぶやかれていたのが、強く印象に残っている。
そういう部分、すごく尊敬する。
子どもは大人の真情を敏感に感じ取るだろうけれど、それでも、自分が注意を払われるに足る存在なのだという実感は、少なくとも得られるのではないかなあ…自分まだ子どもいないし自信ないけど……。
わたしくらいのイイオトナ(30過ぎ)になってしまうと、生まれつき頭が良くないにせよ、生まれつき性格が良くないにせよ、「これまでに、もうちょっとなんとかするチャンス、いくらでもあったはずだよね??」という責められ方をすれば言い返せないのだけど、子どもって、生得の才能にせよ、親の生活条件にせよ、家族との相性にせよ、自分ではまだ、どうにもできずにいる(どうにかできる余地が限りなく少ない)状態だと思うから…
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